正月までもうそろそろだな、という頃だった。
布団から出て、噛みつくような寒さの中、まっすぐリビングへ向かった。
朝の陽が冬の少し濁った空を透けて差し込んでいる。
ブォーンと、おたけびをあげるヒーターに真ん前に座って手を口元にあてた。
一息ついていると、この前出品したiPadの空箱が売れた事に気が付いた。
先日、空箱にも需要があることを知った時には、あっと驚かされたものだ。
(↑ちなみにこのiPadAirの空箱は1000円で売れた)
そして私は、これを機に幾度となく、ある教訓を繰り返し思い起こすことになる。
それは
「こんなの売れるわけない、と思わないこと」
である。